結婚指輪の相場
結婚指輪の購入金額の平均は二人で26万1,000円です。
男女別にみると男性の平均額が12万円、女性の平均額が14万2,000円となっています。
金額差があるのは、女性の指輪にはダイヤなどの宝石がついているものや華やかなデザインのものが多いためです。
結婚指輪の購入・納期
結婚指輪は購入後、すぐに持ち帰ることはできません。2週間から1ヶ月ほどかかるため、スケジュールに余裕をもって購入の準備を進めたいところです。
ショップを訪れる際、事前に予約しておくとスムーズです。きちんと接客を受けられてゆっくり指輪を見ることができます。
結婚指輪の素材
結婚指輪の素材選びは、おふたりの好みやライフスタイルに合わせて決めることが大切です。
結婚指輪におすすめの素材としては、プラチナ・イエローゴールド・ピンクゴールド・オレンジゴールド・ジルコニウム・タンタル・チタンなどがあります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。
プラチナ
白色金属の中で最も高級で美しい素材です。
プラチナは非常に硬く、傷や変色に強いので、長く愛用できます。また、プラチナは金属アレルギーにも安心な素材です。
プラチナのデメリットは、高価であることと、重さがあることです。予算や着け心地に気をつけて選ぶ必要があります。
イエローゴールド
金の色そのままの素材です。イエローゴールドは、伝統的で華やかな印象を与えます。
イエローゴールドは、他の素材との組み合わせもしやすいので、デザインの幅が広がります。
イエローゴールドのデメリットは、変色しやすいことと、金属アレルギーに注意が必要なことです。
定期的なメンテナンスやアレルギーテストを行う必要があります。
ピンクゴールド
金に銅を混ぜた素材です。ピンクゴールドは、女性らしく優しい雰囲気を演出します。
ピンクゴールドは、肌馴染みが良く、どんなスタイルにも合わせやすい素材です。
ピンクゴールドのデメリットは、イエローゴールドと同様に変色しやすいことと、金属アレルギーに注意が必要なことです。
オレンジゴールド
金に銀と銅を混ぜた素材です。オレンジゴールドは、珍しい色味で個性的な印象を与えます。オレンジゴールドは、暖かみのある色で季節を問わず着けられる素材です。
オレンジゴールドのデメリットは、ピンクゴールドと同様に変色しやすいことと、金属アレルギーに注意が必要なことです。
ジルコニウム
黒色金属の一種で軽くて丈夫で錆びない素材です。シャープでモダンな印象を与えます。
ジルコニウムのデメリットは、高温に弱いことと、表面加工が必要なことです。
高温にさらされると色が変わったり割れたりする可能性があります。また、表面加工をしないと光沢がなくなったり傷がつきやすくなったりします。
タンタル
灰色金属の一種です。タンタルは、重厚で落ち着いた印象を与えます。また、耐食性や耐熱性に優れた素材です。
タンタルのデメリットは、重さがあることと、加工が難しいことです。
重さがあるので、着け心地に慣れる必要があります。加工が難しいので、デザインのバリエーションが少ないです。
チタン
白色金属の一種です。チタンは、軽くて丈夫で錆びない素材です。
また、チタンは、金属アレルギーにも安心な素材です。
チタンのデメリットは、傷がつきやすいことと、加工が難しいことです。
傷がつきやすいので、定期的なメンテナンスが必要です。
加工が難しいので、サイズ直しができない場合があります。
以上のように、結婚指輪におすすめの素材にはそれぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。
おふたりの好みやライフスタイルに合わせて、最適な素材を選ぶことが大切です。
金属アレルギーに不安がある場合は、プラチナやチタンなどのアレルギーフリーの素材を選ぶか、アレルギーテストを受けてから決めることをおすすめします。
結婚指輪の「幅」の選び方
結婚指輪の幅については、個人の好みや指の形によって異なりますが、一般的には以下のようなポイントがあります。
細めの幅を選ぶ場合
細めの幅の結婚指輪は、指が長く細く見える効果があり、シンプルで上品な印象を与えることができます。
ダイヤモンドやカラーストーンなどの装飾を加えると、より華やかになります。
細めの幅の結婚指輪を選ぶ場合は、指輪が埋もれないように、指の太さや長さに合わせてサイズを調整することが大切です。
太めの幅を選ぶ場合
太めの幅の結婚指輪は、存在感があり、豪華で派手な印象を与えることができます。
男性にも人気があり、ペアリングとしてもおすすめです。
太めの幅の結婚指輪は、デザインや素材によって様々な雰囲気を演出することができます。
指輪が重くならないように、素材や重量に注意することが大切です。
結婚指輪の「フォルム」の選び方
結婚指輪のフォルム」の選び方について、以下のポイントをご紹介します。
ベースのフォルムは見た目の印象を左右する
結婚指輪は、一生身につけるものですから、自分の好みやライフスタイルに合ったデザインを選びたいものです。
フォルムには主に甲丸(こうまる)と平打ち、平甲丸(ひらこうまる)の3つの一般的なタイプがあります。以下にそれぞれの形状について解説します。
甲丸
甲丸は、指輪の外側が円弧を描くように丸みを帯びた形状です。
この形状は指輪の断面が半円型となり、そのため「かまぼこ型」とも呼ばれます。
甲丸の指輪は非常に指に優しくフィットし、着け心地が良いと評価されます。
やわらかい印象を与え、クラシックで伝統的な選択肢です。
平打ち
平打ちは、指輪の外側が平らで直線的な形状を持つスタイルです。この形状はシンプルでモダンな印象を与えます。
平打ちの指輪は一般的に幅広いデザインに適しており、個別のカスタマイズや刻印に適しています。
平甲丸
平甲丸は、その名の通り、甲丸と平打ちの組み合わせです。
内側が甲丸で指にフィットし、外側が平打ちで直線的なデザインを持っています。
これらの指輪形状は、カップルの好みやライフスタイルに合わせて選ばれます。選択肢の中から最適なデザインを見つけることが大切です。
選択肢は幅広く、見た目や着け心地など、結婚指輪を選ぶ際に重要な要素です。
結婚指輪の「サイズ」の選び方
結婚指輪は一生身につけるものですから、サイズ選びはとても重要です。サイズが合わないと、指に痛みや痕が残ったり、指輪が抜けてしまったりする可能性があります。
では、どのようにして結婚指輪のサイズを選ぶのでしょうか?
サイズの測り方
最も確実な方法は、ジュエリーショップや指輪専門店で指のサイズを測定してもらうことです。専門家が正確な測定を行います。
自分で測る場合、オンラインで指輪サイズ表を使用できます。自分の指の周囲を測定し、表を参照して適切なサイズを見つけてください。
自宅で指輪サイズを測定する場合、指の一番太い部分(通常は第2関節あたり)に細い糸や紙を巻きつけ、その長さを測定します。
この長さをミリメートル単位で記録し、サイズ表に照らし合わせて適切な号数を見つけます。
サイズ選びの注意点
注意点としては、サイズがきついと着けなくなり、逆にゆるいと抜けて紛失する恐れがあります。
指輪をつけ慣れない人に多いのが、体型変化を気にするあまり、大きめのサイズを選んで後悔するパターンです。
多少体重が増えても指のサイズは大きく変わることはなく、5kgくらいの変化であれば1号も変わらない方がほとんど。
できるだけピッタリのサイズを選びましょう。
体調によってサイズが変わることも
指のサイズは時間帯や季節、体調によって変わってきます。
例えば、授かり婚の場合、妊娠中は指がむくんでしまう傾向にあるため、店員さんに一言伝えておくといいでしょう。
また、お酒を飲んだ翌日で指がむくむ人も多く見られます。指輪のサイズを測る場合、前日はお酒を控えたほうがいいでしょう。
婚約してすぐに結婚指輪を買ったけども、結婚式に向けてダイエットをしたところ、指輪がぶかぶかになるということも。
お互いの好みが異なる場合
結婚指輪を選ぶ際、カップル間で好みが違うこともあるでしょう。そのようなときはどうやって指輪を選べばいいのでしょうか。
まず、お互いの意見や好みを尊重し合うことが大切です。
結婚指輪は一生身につけるものですから、自分の気に入らないものを選ばされると不満が残ります。
逆に、パートナーの気に入らないものを押し付けると、相手に負担をかけます。
お互いに納得できる指輪を選ぶためには、コミュニケーションが必要です。
次に、予算やデザインなどの基準を決めることが大切です。
予算は、カップルの経済状況や今後の計画に合わせて決めましょう。
デザインは、自分の好みだけでなく、パートナーの好みやライフスタイルにも合わせて決めます。
例えば、仕事や趣味で手を使うことが多い人は、シンプルで飾りの少ない指輪が向いています。
また、指輪はペアで揃える必要はありません。自分とパートナーの個性を反映した指輪を選ぶこともできます。
最後に、プロのアドバイスを受けることが大切です。
結婚指輪選びは、専門知識や経験が必要な場合もあります。素材やサイズ、アフターサービスなどについては、ジュエリーショップのスタッフに相談すると良いでしょう。
オーダーメイドやリフォームなどのオプションもあります。自分たちだけの意見を取り入れたオリジナルの指輪を作ればいいのです。
結婚指輪の素材選びの重要性と具体的なポイントを紹介しました。
素材選びは結婚指輪の魅力と耐久性に大きな影響を与えるため、慎重に選択することが大切です。
結婚指輪選びは、カップル間の意見や好みが違う場合でも、お互いに協力し合って楽しく行うことができます。