基本的には左手の薬指が正解
婚約指輪は、基本的には左手の薬指につける事が一般的とされています。
これは男性女性問わずに言える事で、婚約指輪のみではなく、結婚指輪も、左手の薬指に付ける傾向があるでしょう。
ただし、世界基準にすると、実に様々な傾向があります。
ドイツやオ北欧の場合、右手の薬指に婚約指輪をつけ、インドや東南アジアの場合、地域によっては、足の指に付けるということもあるのです。
このように、国によって非常に差が出やすく、グローバル結婚をされる場合は、風習の違いに驚いてしまう事も有るようです。
国によってこのように、様々な習慣がありますが、日本国内だけでも、実や婚約指輪に関しては諸説有ることで知られています。
例えば、婚約指輪は右手の薬指、結婚指輪は左手の薬指に付けるという考え方もあれば、結婚式が終わったら、左手の薬指に結婚指輪、中指に婚約指輪を付けるという所も。
同じ国内でも、各ご家庭や地域の風習によって、指輪の付ける位置や、付けかえるタイミングなどが異なりますので、嫁入りする地域の風習を調べておくことが大切です。
また近年では、婚約指輪を指に付けずに、ネックレスして身に付けておくという方も多く、仕事から指輪を付けられないという方が、重宝している事も多くあります。
正解が無いと言っても過言ではありませんので、二人で話し合って、自分たちに合っているタイプを選ぶことが大切です。
何故左手の薬指につけるようになったのか？
婚約指輪のニュートラルポジションとして知られる左手薬指ですが、左手の薬指に付けるようになった理由は諸説あります。
最もポピュラーな物は、紀元前2500年頃、古代ギリシャ時代に哲学者のソクラテスが提唱した説でしょう。
その時代、心臓は、人間の感情を操る場所だと考えられており、心臓と一本の太い血管で繋がった左手の薬指は、特別な指であるとされていました。
その結果、お互いの心と心を繋ぐという意味で、お互いが、左手の薬指に指輪を付けるようになったと言えるでしょう。
また、右利きの方が多い為、左手の方が邪魔にならないというのも理由の１つとして考えられますが、こちらはあくまで個人差がありますので、一概には言えません。
こちらはあくまで一説で、地域によって考え方、由来にも差がありますので、色々と調べて見ると楽しめるでしょう。
余談ですが、指輪ははめる指によって、アニバーサリーリングやピンキーリングなど、同じ指輪でも呼び方、意味が異なります。
左手の薬指に付ける場合は、愛を深める、心を受け入れる、絆を深めるという意味合いの、アニバーサリーリングとなりますので、結婚指輪、婚約指輪として付けるにはピッタリでしょう。